私たち株式会社ホテル旅館マネジメントは、ホテルや旅館の運営に関するあらゆる業務をサポートし、集客をお手伝いしています。経営・運営状況を多角的に分析し、その施設に合った経営戦略や改善計画を提案するデューデリジェンスのほか、オーナー様から運営を受託することもあります。

そもそも旅館やホテルは、地域経済の重要な拠点である一方、サービス面を重視するあまり、割高な経費を支払っているケースがよく見受けられます。
デューデリジェンスでは、各種仕入れ品の単価と数量をチェックするほか、電機契約やリネンサプライの契約などを見直し、改善余地を洗い出していきます。
ある程度の集客があれば、多少のロスがあっても経営は維持できますがお手伝いするホテルの大半は、集客に苦戦しています。最近では「じゃらん」「楽天トラベル」などのネットエージェントが力を発揮しているように、インターネットからの集客が極めて重要ですので、こうした環境整備も含めて改善を図っていきます。

この業界には、販売単価×稼働率で計算されるイールドマネジメントが必要になります。その肝となるのが需要予測です。航空会社と同じで、売れ行き状況によって販売価格を調整して最終的には完売を目指手法ですね。
いきなりやろうと思っても簡単にできるものではありません。弊社では支配人もしくは営業担当者を派遣する契約が主体ですが、組織と従業員の役割を明確にし、今いる従業員を活かすことに重点を置きます。

一方的に支配するのではなく、一緒になってプランを練り、稼働率を引き上げる策を考えていきます。

群馬・前橋にあるビジネスホテルが今でも印象に残っています。
お話しをいただいたときにオーナー様が「最近、稼働率が50%を超えたことがない。60%を超える夢を見させてほしい」と言っていた案件でした。
現在では常時70～75%の稼働率を確保できるようになりました。オーナー様からは「黒字請負人」とまで言っていただきました。

2012年11月から北海道・釧路でホテルの直営に乗り出しました。運営受託での成功事例に、直営での実績を加えることで、自社PR材料にしたいと考えています。

ここ最近では、金融円滑化法の期限が迫り、何らかの対応を迫られるホテル・旅館経営業者も多いと思います。金融機関へ提出できる予算書（計画書）も作ることができますので、「まずはデューデリジェンスだけでも受けてみよう」という細かな案件にも対応していきたいと思います。